98/07/30
・部分一致検索を追加(3.5.0)
3.4.0での学習機能をさらに使いやすくしました。変換したい文字の最初何文字かを入力すると、以前E漢字で変換したことのある単語(EKanjiDicに入っている単語)から一致する単語を検索してリストアップします。
上の例で説明しましょう。"ka"
を書き込んで変換リストを呼び出すとEKanjiDicの中から「か」で始まる単語を探してリストアップします。単語を絞り込みたい時は、なるべく多くの文字を書き込んでから変換します。
上の例では、たとえば「かう」でリストを呼び出すと「買う、飼う」がリストアップされますし、「かぶ」の場合は「歌舞伎」だけがリストアップされます。
このリストを呼び出すために、ひとつジェスチャーを覚えてください。通常、漢字変換をする時のように「漢」ボタンをタップ&ホールドします。「ピッ」と音がしたら、そのままペンを下へ滑らせてから離して下さい。
Prefsも新しくなってます。"Listup
automatically"
をチェックしておくと、この変換リストを使うことができます。
98/06/29
・ラージ辞書2.1に対応(3.4.2)
98/06/24
・ユーザー辞書が複数のストアにある場合のバグを修正(3.4.1)
ユーザー辞書が2つのストア(内蔵RAMとカード)にある場合、内蔵RAM側の辞書のみを使っていました。これではNewtonの特徴であるUnionSoupの利点が使えていません。この点を修正して、どのストアにあるユーザー辞書でも全て合わせて使えるように改善しました。
・漢字変換の学習機能追加(3.4.0)
漢字変換の学習をサポート。一度使った漢字は、次回から優先的に選択候補に上がってきます。ペン入力でもキーボードでも大丈夫。
実際に辞書学習するわけではありません。変換履歴を別の辞書(EKanjiDic)に自動登録していきます。同じ漢字変換をするとEKanjiDicを参照して、変換候補の先頭に最近の変換結果を表示します。つまり学習結果が漢字変換リストの先頭に現れるわけです。
どこまでもEKanjiDicを大きくはできませんから、学習件数の制限が必要になりますが、これは新しいEKanjiPrefsで設定できます。設定項目は
WordDic SizeとDictionary Sizeの2つあります(一番下です)。
・1つの単語の変換学習をいくつするか? -- WordDic Size --
たとえば「かんじ」を変換して「漢字」「感じ」などを学習させた場合、いくつまで「かんじ」の学習結果として登録するかを指定します。2件まで、と指定した場合、3つめの単語(たとえば「幹事」)を学習した時点で一番古い「漢字」は学習結果からは消えてしまいます。つまり「2件」と指定すると、最新の2件まで記憶している、ということになります。
・全部あわせて、いくつまで覚えるか? -- Dictionary Size
--
1つの変換語句については数件でも色々な単語を学習すると、かなりの量になります。これではメモリがいくらあっても足りないので、全部で何件まで学習するかを指定します。ここで設定した件数を越える学習を行った場合は、一番古い学習結果が消されて、最新の学習結果が保存されます。
98/06/23
・キーボード入力を強力にサポート(3.3.0)
キーボード入力を強力にサポート。パソコンのFEPに似た入力方法で変換前の仮名文字をアンダーライン表示。スペースキーでの漢字変換が可能。
1.
キーボードを繋いで自動かな変換モードで入力した場合、自動的に仮名変換しながらアンダーラインを付けていきます。
2. スペースキーで漢字変換
3. Commandキーでカナ変換
4. Returnキーで変換確定
今のところWorksへは対応していません(使えないことは無いですが、実はちょっとしたバグがあります)
注意:自動かな変換でアンダーラインが付いている時に、カーソルキーでカレットを移動させると変換範囲がおかしくなります。変換中にはカーソルキーでの移動をしないで下さい。動作がおかしくなった時はReturnキーを数回押すと直ることがあります。
今回の変更は大きいので、古いE漢字を残しておきます。動作がおかしい時は元に戻して下さい。EKanjiPrefsは共通です。
E漢字
3.2.0
E漢字 3.0.2
98/04/19
・ユーザー辞書対応(3.2.0)
E漢字が kanakanaユーザー辞書に対応しました。
今まではUniFEP2.0のユーザー辞書だけでしたが、これでMP2x00やeMateでもユーザー辞書が使えることになります。
98/04/11
・キーボードでの操作性を改善しました(3.1.0)
スペースキーで漢字変換を行います。パソコンのFEPにちょっと近づきました。今までの操作と比較したほうが理解しやすいでしょう。
かな/カナ変換は今まで通りCommandキーまたはOptionキー(Prefsで選択可能)です。
<今まで (3.0.2)>
漢字変換:かな変換キーを押してホールドする
<改善後 (3.1.0)>
=自動かな変換を使わない場合=
漢字変換:シフト+スペースキー
=自動かな変換の場合=
漢字変換:スペースキー
キーボードで自動かな変換を使った場合、スペースキーは「空白」と「漢字変換」の2つの役目を持つことになりますが、これを識別するためにちょっと工夫をしました。たとえばキーボードから「kanji」と打ち込むと「_かんじ」と自動変換します。これはパソコンのFEPの場合に下線付きで表示されるイメージを真似たつもりです。パソコンの場合と同様、Returnキーで下線が取れて「かんじ」になります。「_かんじ」の状態でスペースキーを押すと漢字変換します。
まとめると、
・下線のついた仮名文字の後ろでスペースキーを押す
→ 漢字変換
・下線のついていない状態でスペースキーを押す
→ 空白の挿入
英単語が多い文章を作成する場合は「自動かな変換なし」で、英単語が少ない場合は「自動かな変換を使用」して動作させると便利です。
一言で言うと、ローマ字入力したテキストを平仮名、カタカナ、漢字に変換するTapBarモジュールです。
製作の動機としては、英語圏の人達のように直接Notesに文章を書き込みたかったわけです。ソフトキーボードや文字認識パレットなどを介さないとNewtonとヤリトリする事ができないのが、もどかしかったですねぇ。
ソフトキーボードを使っての日本語入力はキーボードが画面を覆って、実際に入力しているNotesなんかが見えなくなるために文章が見づらくなって、キーボードの位置を度々変えなければならなかったりします。
この操作が非常に面倒で、文章を考えている思考の流れが乱されるので、「何を書いてたっけ?」なんて事が度々ありました。
文章の入力に意識を集中できるインタフェースが欲しかった訳です。
あと、ユーザーが変換したい文字列をNewtonが自動判別する機能も内蔵しています。パソコンのワープロで文字入力している時は、文字を選択して変換なんてしませんからね。
<特徴と機能>
・インタフェースはボタンひとつ。
・ローマ字から直接漢字に変換できる。
・ユーザーが変換したい文字を特に指定することなく、文字変換ができる。
・ソフトウェアキーボード形式でないため、Newton本来のテキスト修正スリップが使える。
・ボタンが1つだけなので画面を広く使用することができる。
・ボタンを使った簡単なジェスチャーで入力のUndo操作やバックスペースができる。
・NewtonKeyboardに対応。eMateでも使用できます。
・自動かな変換モード。ローマ字を打ち込むと自動的にひらがなに変換します。
・NewtonWorksで使用可能。Worksでの手書き認識にも対応。
・T.KuwabaraさんのJisyoに対応。