E漢字の開発履歴

E漢字との付き合いも 長くなってきました。ちょっとまとめてみましょ。

Version / Date

Note

97/09/02

 E漢字構想 発動(ちょっと大げさ (^^;; )

1.0a1 (97/10/04)

・かな、カナ、漢字の3つボタンを使ったインタフェースでアルファ・リリース。識者の意見をきく

1.1a1 (97/10/09)

・かな、カナ、漢字の3つボタンを1つに統合し、現在の操作感となる

1.2a1 (97/10/11)

 theNewtonShopにて初公開

 大杉店長に「インタフェースが反則技」との評価をもらう...(^^;;

 (今思うと、この言葉のおかげで、発奮できたような気がしてます...)

97/10/19

 NiftyのニュートンフォーラムFNEWTONでE漢字をベータ公開

97/10/23

 杉山さんの Newton @ -AtMark- で紹介される

1.3b1 (97/10/25)

・ホームページに「E漢字情報・質問集」発足

1.3b2 (97/10/26)

 

・結局「E漢字」に名称決定! たくさんの御意見ありがとうございました。

・UniFEPの全辞書に対応

ラージ辞書 --> スモール辞書 -->ミニ辞書の順番に検索、最初に見つかった辞書で変換する。

・選択候補がたくさんある場合にスクロール矢印を表示

・FAN --> ふぁん --> ふぁン の誤変換を修正

1.4b1 (97/10/27)

 

・E漢字Prefsで操作感の設定ができるようになりました

漢字変換時のタップ時間」と「前の変換を忘れるまでの時間」を設定可能

  詳しくは ”変換ミスについて 「ki-bo-do」の巻”を見て下さい。

  E漢字Prefsの使い方については 以下のFAQ ”各種設定について”を見てね (^^)

1.5b1 (97/10/29)

 

・ユーザー辞書対応

おまたせー。多くの方から要望を頂いてた機能に対応しました。

・Undoジェスチャーを内蔵

あまりにアコギなインターフェースなので「裏・E漢字」と呼んでいたのですが、とうとうオモテの世界に浮上してきました。詳しい操作方法はUndoする」でどうぞ。

1.5b2 (97/11/02)

 

・語尾をのばす”***ー”というパターンがカタカナに変換できないバグを修正

・E漢字PrefsにUndoのOn/Offを追加

Undo機能が不要な方はこれでOffにできます!

2.0b1 (97/11/21)

 

・長らくお待たせ。UniFEP無しでも動作するようになりました

これでMP2Kでも使えるぞ!! おぉ eMateもだ!!

(KanaKanaの作者T.KuwabaraさんのJisyoが別途必要です)

「nn」を変換すると「んん」ではなくて「ん」になるように変換方式を修正

2.1b1 (97/11/22)

・突然ですが、Newtonキーボードに対応しました

キーボード・サポート機能追加で名前も「プラス」になったよ

タップをコマンド・キーに置き変えて登場!使えるかなぁ?

ただし今のところ、OS2.1のみ対応してます。OS2.0ではキーボード機能のみ使えません

モニター募集中! 特にeMateをお持ちの方

・E漢字シリーズ第二弾、E仮名(いーかな?)登場!!

もはや、ひらがな変換も必要ないのか?

ホントに使えるのか? モニター募集中

97/11/23

 NiftyのニュートンフォーラムFNEWTONでE漢字+をベータ公開

2.2b1 (97/11/25)

・BackSpaceジェスチャーを搭載しました

アコギなインタフェース、再び..... (^^;;

でも、一文字削除ってよく使いますよね

使い方はこちらをどうぞ

・"tannitu"が かな変換だと"たんいつ"になるのに長くTapして直接漢字に変換すると"単につ"になるバグを修正

・UniFEP無しでの動作 (2.0から対応した機能)で漢字の変換効率が悪くなる障害を改善

こんなもんで どうでしょか? > Hiroさん

2.3b1 (97/12/04)

 

・キーボード使用時の漢字変換キーをCommand/Optionから選択できるように変更

これでキーボード・ショートカットも使えますね。

・それに合わせて E漢字Prefsをバージョンアップ。こちらも最新版を使ってくださいね。詳しくはこちらをどうぞ。

・Command/Optionの選択可能

・ジェスチャー・スイッチを統合

UndoとBackSpaceのOn/Offを一つにまとめた

2.4b1 (97/12/06)

 

・漢字選択リストのフォントが選べるようになりました

文字化けしてた人も、これで安心ですぜぃ。

・フォント選択のためにE漢字Prefsをバージョンアップ。詳しくはこちらをどうぞ。

・フォントとサイズを選択

2.5b1 (97/12/10)

・文章途中での変換で文字反転を残さないように改善

特にキーボードで使ってた人に朗報。

文章途中に文字挿入しても反転が残りません!いちいちカレットを動かさなくても続けて入力できます。

・キーボード入力時に漢字選択リストを Deleteキーで閉じることができます

漢字選択リストをキャンセルする場合に Ctrl + [ で閉じることが出来たのですが、Deleteキーのほうが便利かなと思いまして

 

97/12/11

 Eかな キーボードに対応

97/12/15

 ProjectE 立上げ

97/12/26

 E漢字、現状で一旦フィックス。ProjectEの進捗を適宜バージョンアップするものとする。

ProjE 1.0b1 (97/12/26)

 

・「E漢字とEかな」を結合し、ProjectEとしました

  今までのE漢字の操作と若干の違いがあります。

「通常モード」と「かな自動変換モード」があります

・通常モードは今までのE漢字と同じです

・かな自動変換モードは入力したアルファベットを自動的に平仮名に変換します。それ以外の操作は通常モードと同じです。

ジェスチャーでモードを切替えます(従来のUndoジェスチャーをモード切替えに利用してます)

Undoジェスチャーがスクラブに変更されました

・ProjectE用にPrefsを改善

今まで変換時に、先行するスペースを自動的に詰める操作を行っていましたが、かな自動変換に限って、この動作をOn/Offできます。(キーボードを使って、かな自動変換モードで入力する場合、便利だと思いますよ)

最新のPrefsは今までのE漢字でも使えます。

・漢字選択リストの動作を改善

UniFEP搭載のMP130でE漢字を使う場合に、漢字選択リストを2回表示しなおしていたので、無駄な処理を省くスイッチをPrefsにつけました。

 

ProjE 1.0b2(97/12/27)

・OS2.0で漢字リスト時にエラーが出るバグを修正

 

ProjE 1.1b1(98/01/03)

・NewtonWorks対応になりました

ProjE 1.1b2(98/01/06)

・NewtonWorksの手書き文字認識へ対応

手書き認識モジュールがWorksにインストールされている場合に変換エラーが出る。このバグを修正。

E漢字 3.0.0(98/02/15)

・Undoジェスチャーをさらに追加しました

タップ・ホールドしてからバックスペースジェスチャーをするとUndoになります。

E漢字 3.0.1(98/02/27)

 ・細かなバグフィックスを施しました

カレットが表示されていない時にボタンを押すと出るエラーとか、ピリオドを漢字変換すると出るエラーとか、もろもろ直しました。

あと、NewtonWorksのワープロ(Paperってやつね)で出ていたバグも直してあります。

・かな自動変換の操作補助機能を追加

ペンで操作している時の利用法を考えて、ちょっと工夫してみました。Prefsを触らなければ、現状のまま使えるので、不便だと思う人はPrefsをオフに設定しておいてくださいね。

・一度かな変換すると自動かな変換モードに入る

・バックスペース/Undoすると自動かな変換モードから抜ける

の2つです。なおバックスペースとUndoはE漢字ボタンでジェスチャー操作を行った場合だけです。

キーボードからのバックスペースや、UndoアイコンでのUndoではこの補助機能は動きません。

・E漢字Prefsが新しくなった

上記の「かな自動変換の操作補助」部分を追加しました。

・Start Kana conversion automatically

チェックしておくと自動的にかな変換モードに入ります

・Stop Kana conversion automatically

チェックしておくと自動的にかな変換モードから抜けます

E漢字 3.0.2(98/03/15)

・細かなバグフィックス

E漢字Prefsを使ったことの無い状態で、漢字変換をすると漢字リストが出てからエラー・アラートが出ていました。このバグを修正。

・Works手書き認識モジュールのバリエーションに対応

NewtWorksで手書き認識するためにサードパーティから各種拡張機能が発売されています。それらへの対応を追加しました。動作を確認しているのは、

・LandWare社のtheWriteStuffについているScribeWorks

・StandAlone社のHWRWorks(デモ版で確認)

・StandAlone社のWorksBetter(デモ版で確認)

です。

NewtWorks手書き認識を使ってE漢字が動きます。

E漢字 3.1.0(98/04/11)

・キーボードでの操作性を改善

スペースキーで漢字変換を行います。パソコンのFEPにちょっと近づきました。今までの操作と比較したほうが理解しやすいでしょう。

かな/カナ変換は今まで通りCommandキーまたはOptionキー(Prefsで選択可能)です。

<今まで (3.0.2)>

 漢字変換:かな変換キーを押してホールドする

<改善後 (3.1.0)>

 =自動かな変換を使わない場合=

漢字変換:シフト+スペースキー

 =自動かな変換の場合=

漢字変換:スペースキー

キーボードで自動かな変換を使った場合、スペースキーは「空白」と「漢字変換」の2つの役目を持つことになりますが、これを識別するためにちょっと工夫をしました。たとえばキーボードから「kanji」と打ち込むと「_かんじ」と自動変換します。これはパソコンのFEPの場合に下線付きで表示されるイメージを真似たつもりです。パソコンの場合と同様、Returnキーで下線が取れて「かんじ」になります。「_かんじ」の状態でスペースキーを押すと漢字変換します。

まとめると、

・下線のついた仮名文字の後ろでスペースキーを押す → 漢字変換

・下線のついていない状態でスペースキーを押す → 空白の挿入

英単語が多い文章を作成する場合は「自動かな変換なし」で、英単語が少ない場合は「自動かな変換を使用」して動作させると便利です。

E漢字 3.2.0(98/04/19)

ユーザー辞書対応(3.2.0)

E漢字が kanakanaユーザー辞書に対応しました。今まではUniFEP2.0のユーザー辞書だけでしたが、これでMP2x00やeMateでもユーザー辞書が使えることになります。

E漢字 3.3.0(98/06/23)

・キーボード入力を強力にサポート

キーボード入力を強力にサポート。パソコンのFEPに似た入力方法で変換前の仮名文字をアンダーライン表示。スペースキーでの漢字変換が可能。

1. キーボードを繋いで自動かな変換モードで入力した場合、自動的に仮名変換しながらアンダーラインを付けていきます。

2. スペースキーで漢字変換

3. Commandキーでカナ変換

4. Returnキーで変換確定

今のところWorksへは対応していません(使えないことは無いですが、実はちょっとしたバグがあります)

注意:自動かな変換でアンダーラインが付いている時に、カーソルキーでカレットを移動させると変換範囲がおかしくなります。変換中にはカーソルキーでの移動をしないで下さい。動作がおかしくなった時はReturnキーを数回押すと直ることがあります。

E漢字 3.4.0(98/06/24)

漢字変換の学習機能追加

漢字変換の学習をサポート。一度使った漢字は、次回から優先的に選択候補に上がってきます。ペン入力でもキーボードでも大丈夫。

実際に辞書学習するわけではありません。変換履歴を別の辞書(EKanjiDic)に自動登録していきます。同じ漢字変換をするとEKanjiDicを参照して、変換候補の先頭に最近の変換結果を表示します。つまり学習結果が漢字変換リストの先頭に現れるわけです。

どこまでもEKanjiDicを大きくはできませんから、学習件数の制限が必要になりますが、これは新しいEKanjiPrefsで設定できます。設定項目は WordDic SizeとDictionary Sizeの2つあります。

・1つの単語の変換学習をいくつするか? -- WordDic Size --

たとえば「かんじ」を変換して「漢字」「感じ」などを学習させた場合、いくつまで「かんじ」の学習結果として登録するかを指定します。2件まで、と指定した場合、3つめの単語(たとえば「幹事」)を学習した時点で一番古い「漢字」は学習結果からは消えてしまいます。つまり「2件」と指定すると、最新の2件まで記憶している、ということになります。

・全部あわせて、いくつまで覚えるか? -- Dictionary Size --

1つの変換語句については数件でも色々な単語を学習すると、かなりの量になります。これではメモリがいくらあっても足りないので、全部で何件まで学習するかを指定します。ここで設定した件数を越える学習を行った場合は、一番古い学習結果が消されて、最新の学習結果が保存されます。

E漢字 3.4.1(98/06/24)

 

ユーザー辞書が複数のストアにある場合のバグを修正(3.4.1)

ユーザー辞書が2つのストア(内蔵RAMとカード)にある場合、内蔵RAM側の辞書のみを使っていました。これではNewtonの特徴であるUnionSoupの利点が使えていません。この点を修正して、どのストアにあるユーザー辞書でも全て合わせて使えるように改善しました。

to be continued...

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