NewtonOSの開発および製造が中止になるようです。みなさんも各種サイトで情報を得たことでしょう。
         
         
         こういう話は、このサイトではなるべく書かないようにしてきました。決定事項以外、ボクは興味がないからです。しかし、どうやら今回は決定のようですね。
         
         
         ボクはNewton続けます。
         
         
         
         
         
         
         海外のNewton関連メーリングリストでも文字が踊っています。「JobsはThink
         Stupid」だとか、「Newtonを使い続けるぞ!」とか。
         
         開発者たちからのメールも届いています。中には「VisualNewt」で有名なSerg
         Korenからのメールもあります。「私は開発者をサポートする」と。そんな声が多く見られます。世界中が一斉に今回の事態に反応している。仲間が世界にいる。そんな感触が、今あります。
         
         
         Newtonはまだ実力を出し切っていない。ボクはそう思ってます。付け焼き刃ではなく、しっかりと練られた機能がまだオモテに出ていない。MP2x00にしてもeMateにしてもそのチカラの数10分の1しか発揮していない。ならば、そのチカラを何とか発揮させたいものです。それがNewtonを愛する開発者達の本当の気持ちでしょう。
         
         
         
         
         
         
         
         E漢字の開発を通して、ボクは色々な人に、色々な事を教えてもらいました。それは技術的な事でもあり、環境的なこともあり、精神的なことさえあります。メールウェアにしたことは間違いじゃなかった。ユーザーから直接
         激励をもらえるなんてこと、今のコンピュータ業界でそうあることじゃない。
         
         
         Newtonが個人に特化したからこそ、そこまで感情移入できてしまうのだとも考えます。Newtonを開発した人達が、そのレベルまでボクらのことを考えてくれていたからなのかもしれません。
         
         
         Newtonはプログラムを始めた頃の気持ちをボクに呼び戻してくれたし、Newtonという世界を通して、色々なものが見えるようになって来ています。Newtonと共に成長した自分を実感できるからです。
         
         
         「Think
         different」それはNewtonのためにあるような言葉だと思うのです。
         
         
         世の中を動かせると本気で思っている人間が、本当に世の中を動かしている。それがThink
         defferentのフレーズだとすれば、そういうクレイジーな連中がNewton関連には多いと思います。だからこそ熱を感じる。熱くなる。Newtonワールドを作り出せる。
         
         
         Think
         differentを打ち出したAppleがNewtonを凍結するのであれば、ボクはよりアグレッシブに「Make
         it different」で前に進みたい。
         
         ユーザーが励ましてくれる限り、デベロッパーは死なない。
         
         
         「Newton」がユーザーをも含めた言葉なら、Newtonは死なない。