Pencil

-ひらがなを直に書き込みたい -

Pencilは入力スリップ等を使わずにテキスト入力フィールドに「直にひらがなを書き込む」ための拡張機能です。InkTextモードで書き込んだインク情報をテキスト変換。操作はタップバーを使ってます。

インクテキスト(スケッチじゃないよ)が入力できるフィールドならPencilで入力できるはず。もちろんNotePadやDatesにもガシガシ書き込めます。下の例はi-mailステーショナリに書き込んだ例です。

毎度お馴染み、2つのモードがあります (^^)

・一括変換モード:InkTextでひらがなを書き込み、一気にテキストに変換

・自動変換モード:1文字書き込む毎にテキストに変換

一括変換モードではPencilボタンをタップして変換します。Pencilボタンをタップホールドするとモードを切り替える事ができます。まぁ、やってみて下さい。

== ご注意! ==

注意するのはInkTextモードで「1文字ずつ書き込む」ことです。慣れるまではイライラすると思います (^^;; 特に「い」「う」「え」「こ」「な」「ら」など 2つ以上の離れた部品で構成される平仮名は1文字がバラバラのInkTextに分割されることがありますからね。

最初の一筆をゆっくり書いて、間髪入れずに残りの部品を書き込むとうまくいくようです。うまいテクニックを開発したら教えてちょうだい。

== Pencil teacher -- Pencil に自分の字を覚えさせる ==

 Pencilを使う前に、まずは自分の字を覚えさせてください。最初は1文字も登録されていません。

左下のピッカーから平仮名を選んで、中央の四角に書き込みます。Teachボタンを押して覚え込ませて下さい。

一つの文字は3パターン覚えさせることができるので、たとえば「あ」を3回覚えさせると認識率が高くなります。同じ人間でも場合によって書き方にバラツキがありますからね。

大変ですが、各文字を2回または3回ずつ学習させる事をお奨めします (^^)

 これで準備はOK。

== Pencilの操作は? ==

一番頻繁に使われそうな誤変換の訂正をどうするかですが、一文字毎の修正はカレットメニューから選択できるようになっています(左図)。濁点や半濁点、拗音などもカレットメニューに入る予定です。

一気に変換した場合の途中修正は、CharEditスリップを使っています(右図)。これは変換直後だけ有効で、次の変換をするとそれ以前の変換情報は無くなります。CharEdit上でもインクテキスト入力で修正したいところだけど難しいのだ (^^;; 第2第3候補を選ぶだけです。

== PencilからE漢字 ==

Pencilからジェスチャーを使ってE漢字の機能を呼び出します。E漢字はPencilに付属しているものを使って下さい。これが最新版です。

ジェスチャーは、

・カタカナ変換ジェスチャー

・漢字変換ジェスチャー

・部分一致変換ジェスチャー

の3つ用意してます。Pencilが自動モードで動いている時にこのジェスチャーを行うとそれぞれの変換を行います。

ジェスチャーはPencilTeacherを使ってひらがなを憶えさせるのと同様の手順で憶えさせます。自分の好きなジェスチャーを書き込んで登録して下さい。右の例ではアルファ型ジェスチャーを登録していますね。

さて、ジェスチャーを覚え込ませたら実際に漢字変換してみましょう (^^)

・タップバーに乗せたPencilボタンをタップして自動変換モードにする

・E漢字ボタンも表示させておく

・インクテキスト(スケッチじゃないよ)を書き込むモードにしておく

この状態で、ひらがなを書き込んでいきます。

たとえば「秋」と書く場合、「あ」「き」と書き込みます。1文字ずつ区切ってくださいね。その後に続けてアルファジェスチャーを書き込むとE漢字との連携が働いて「秋」と漢字変換されます。

ひらがな入力が誤認識された時は

・カレットをタップしてカレットメニューを開く

・第2、第3候補をタップする

・濁音や拗音への変換も、このメニューで行う

これで修正できない場合は del で1文字消して、書き直したほうが早いです (^^;;

 

また、濁音や拗音はカレットメニューを使わなくても入力できます。

濁音:

1.ひらがなとしてTeacherで憶えさせる

2.書き込んだ後で、カレットメニューを使って濁音にする

3.書き込んだ後で、点や丸を書く(点はTeacherで憶えさせておきます)

拗音:

1.書き込んだ後で、カレットメニューを使って拗音にする

2.直前に描いた文字の60%程度の高さで書く

== 書き順は? ==

左利きの人は特に書き順が大変だそうですね。書き順は関係ないです。単純にパターンを認識しているだけなので、書き順が違う場合でも大丈夫です。

== 漢字は認識できないの? ==

Pencilの認識エンジンは平仮名に限ったものじゃないんで、たとえばTeacherの左下ピッカーに漢字を入力しておいて漢字の手書きを教えることもできます。ただし、そのぶん平仮名の認識率は落ちます。認識率や認識スピードとのトレードオフを考えると平仮名50文字ぐらいが実用の範囲だと思います。

そのほかにも色々な要素があるので、Pencilでは平仮名に特化しています。


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