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98/08/26:Pencilインタフェース -
Pencilベータ楽しんでますか? (^^)
早速みんなから、いろいろなメッセージをもらってます。ありがとね。問い合わせが多かった事について書いてみましょうか。
== Pencilの操作はどうなるの? ==
一番頻繁に使われそうな誤変換の訂正をどうするかですが、一文字毎の修正はカレットメニューから選択できるようになっています(左図)。濁点や半濁点、拗音などもカレットメニューに入る予定です。
一気に変換した場合の途中修正は、CharEditスリップを使っています(右図)。これは変換直後だけ有効で、次の変換をするとそれ以前の変換情報は無くなります。CharEdit上でもインクテキスト入力で修正したいところだけど難しいのだ
(^^;; 第2第3候補を選ぶだけです。
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かなモードのオン・オフは、認識切替えスリップでモード切替えしてます(まだ暫定)。
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今のところ動いてるのは、ここまでですね。なるべくNewton本来の操作に合わせたつもりです。Pencilの操作インタフェースについては、まだまだ悩んでます
(^^;;
== 書き順は? ==
左利きの人は特に書き順が大変だそうですね。書き順は関係ないです。単純にパターンを認識しているだけなので、書き順が違う場合でも大丈夫です。
== 漢字は認識できないの? ==
Pencilの認識エンジンは平仮名に限ったものじゃないんで、たとえばTeacherの左下ピッカーに漢字を入力しておいて漢字の手書きを教えることもできます。ただし、そのぶん平仮名の認識率は落ちます。認識率や認識スピードとのトレードオフを考えると平仮名50文字ぐらいが実用の範囲だと思います。
そのほかにも色々な要素があるので、Pencilでは平仮名に特化した機能を組込むつもりです。
もうちょっと掛かりそうだね (^^)
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98/08/22:先生がおかしい? -
Pencil-teacherの動作がおかしかったようです。新しいものをUPしましたのでこちらを使ってみてください。
Pencil-teacher
- 98/08/21:"Pencil"
ベータ版リリース -
Newtonプログラミングを始めてから1年が経ちました。みんなに可愛がってもらってるE漢字もそろそろ満1才の誕生日を迎えることになります。この間、いろんな事がNewtonの世界にはありましたね(遠くを見る目)。
構想1年、ボクが一番こだわりたいアプレットが形になり始めてます。
Pencilです。
== Pencil を使う ==
"Pencil"
が、とりあえず試すぐらいには使えるようになったのでベータ版として紹介します。将来的には仮名直接入力機能としてE漢字に組み込もうかなぁ、なんて考えてます。まだまだ動作が遅いので改善しないとダメっすね
(^^;;
Pencilは入力スリップ等を使わずにテキスト入力フィールドに「直にひらがなを書き込む」ための拡張機能です。InkTextモードで書き込んだインク情報をテキスト変換。操作はタップバーを使ってます。
インクテキスト(スケッチじゃないよ)が入力できるフィールドならPencilで入力できるはず。もちろんNotePadやDatesにもガシガシ書き込めます。下の例はi-mailステーショナリに書き込んだ例です。
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下側のタップバーがPencilのフローティングで、ボタンは左から
・Pencilボタン
(Pencil)
・機能ボタン
(CharChanger)
・第2候補ボタン(Pencil 2nd
choice)
・第3候補ボタン(Pencil 3rd
choice)
です。
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毎度お馴染み、2つのモードがあります (^^)
・一括変換モード:InkTextでひらがなを書き込み、一気にテキストに変換
・自動変換モード:1文字書き込む毎にテキストに変換
一括変換モードではPencilボタンをタップして変換します。Pencilボタンをタップホールドするとモードを切り替える事ができます。まぁ、やってみて下さい。変換するたびに第2第3候補ボタンには類似する文字(「わ」と「ね」とか)が表示されます。変換がミスった場合には第2第3候補ボタンを押して文字を修正して下さい。
== ご注意! ==
注意するのはInkTextモードで「1文字ずつ書き込む」ことです。慣れるまではイライラすると思います
(^^;; 特に「い」「う」「え」「こ」「な」「ら」など
2つ以上の離れた部品で構成される平仮名は1文字がバラバラのInkTextに分割されることがありますからね。
最初の一筆をゆっくり書いて、間髪入れずに残りの部品を書き込むとうまくいくようです。うまいテクニックを開発したら教えてちょうだい。
== Pencil teacher -- Pencil に自分の字を覚えさせる
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Pencilを使う前に、まずは自分の字を覚えさせてください。最初は1文字も登録されていません。
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左下のピッカーから平仮名を選んで、中央の四角に書き込みます。Teachボタンを押して覚え込ませて下さい。
一つの文字は3パターン覚えさせることができるので、たとえば「あ」を3回覚えさせると認識率が高くなります。同じ人間でも場合によって書き方にバラツキがありますからね。
大変ですが、各文字を2回または3回ずつ学習させる事をお奨めします
(^^)
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これで準備はOK。
== 機能ボタン ==
Pencil-teacherで濁音/半濁音/拗音などを覚えさせる事もできますが、きっと文字の認識率が低下すると思います(似た文字が増えるわけですから)。
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そこでこのボタンの登場。タップする事でカレット直前の1文字を変化させます。タップする度に
「は」-->「ば」-->「ぱ」-->「は」
「つ」-->「づ」-->「っ」-->「つ」
「あ」-->「ぁ」-->「あ」
という具合に変わります。
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その他の機能としては、タップ左スライドでバックスペース、タップ右スライドで「ー」、タップ下スライドで句読点になります。
== ベータ版のダウンロード ==
タップバーに適当に配置して使ってみて下さい。
Pencilベータ版(Pencilボタンと第2第3候補ボタンが同時にインストールされます)
Pencil-teacher
機能ボタン
CharChanger
さぁどうですか?
ベータ版を試して感想を聞かせてください。「ここはこんなインタフェースがいいんじゃない?」「ここは使いにくい」など何でもOKです。みんなでPencilを成長させよー
(^^)/
== Pencil制作秘話 ==
試行錯誤があったのだ
(^^;;
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98/08/19:Newtonサポーターのガンバリ -
バスケさんを中心に開発とテストが進められた
Gothic Everywhere(GEW)
がついに明日リリースされる予定です。おめでとさんです! ソフトの開発っていうのはプログラミングよりもテストが大変な事が多いです。特にNewtonはみんながカスタマイズしてるから、色々な環境があるわけで、テストが大変っす。
GEWメーリングリストに参加してテストレポートを挙げていたテスターの人達は、もはやユーザーを越えてサポーターだなぁ、と感じました。彼らに限らずNewtonをエバンジェる人、使い方のアイデアをみんなに教えてくれる人、それにE漢字などのバグレポートを送ってくれた人も。
みんながNewtonサポーターですね。
バスケさん、お疲れ様でした。歴史に残るアプレット作っちゃったっすね。明日はClubAppleで楽しんで下さい
(^^)
== Pencil成長日記 ==
さて、ボクも負けてられませんよ (^^)
先日話題にしたコードネームPencilですが、認識率と認識速度が改善できました。ボクの手書き文字では平仮名「あ〜ん」の認識率が90%で十分に実用できるレベルになっています。認識速度も1秒なので標準のアルファベット認識とあまり変わらないですね。「ね」「れ」「わ」なんかも的確に判断するし、そろそろ実験段階を越えて使いやすいインタフェースを考える時期ですね。
高速化のために認識ロジック部分をC++で作ったんですが、いやはや速いっすね。MPWとNCTのドキュメントを斜め読みするだけで2日掛かりましたが...ははは
(^^;; NewtonScriptを使わずにMessagePadのパフォーマンスを直使いすると、とてつもなく速いんですね。これは使えます!
Newtonまだまだ遊べるぞ!!
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98/08/17:Newton北陸ユーザー 工作教室のお誘い -
日本のあちこちで(っても関東と関西だけだけど)Newtonプログラムの寺子屋が開催されているようですね。北陸でも
Newton工作教室 兼
オフ会をやりませんか?ジャンルは問わずに、何でもあり。
デモあり、工作あり(Uenoさん)、プログラムあり(Yos)、呑み会あり(うーん....Yos担当かな?)
まぁ、呑み会だけになってもいいか、というノリでやりましょう。日程は決めていませんが、8月の後半か9月あたりはどうでしょ?会場はUenoさんの自宅になるかもしれません。
参加者募集! 日付、場所など詳しくは追って連絡します。
オフといっても最初はやりたい事が無くてもいいと思うんですよ。人がやってるのを見て、やりたい、と思い始めるものかも知れないですからね。「キッカケづくり」が今回のキーワードです。
たとえば「Newtonってどこが良いの?」と尋ねられて答えに困ったとか、そんな人にボクはオフ会を薦めます。Newtonを肴に酒を飲むのも善いですよ
(^^)
== Shrink 1.1.1 で繊細な縮小 ==
Shrinkの縮小解像度を上げて、繊細な縮小ができるようにしました。今までは曲線部分を縮小すると角が付いたりしてゴツゴツしてましたけど、今回のバージョンアップでキレイな曲線になります。
Newtonでは画面表示の解像度とタブレットの解像度が(内部的に)違います。Shrink1.1.0までは画面の解像度で縮小していたので図形の変換が粗くなっていました。昨日Shrinkのソースファイルを見直していて発見したので早速なおしました
(^^;;
Newton工房からダウンロードできます。
== Gothic Everywhere加速する! ==
バスケさんが全力投球している
Gothic Everywhere
。ベータ10を越えて更に加速しているようです(しばらくメール見てないうちにメーラーがGEWメーリングリストで溢れかえっていました。凄いパワーだ!)。
バスケさんも言ってましたが100名を越えるベータテスターと「サシ」で開発を進められるなんていうのは開発者冥利につきますね。苦しいでしょうが、同時に楽しいと思いますよ。E漢字もそうですが、ユーザーからの反応が一番の元気薬になります。
== HotSoup反応なし(泣) ==
アジアのNewtonユーザーの集会場として立ち上げた
HotSoup
ですが、反応悪いですね
(^^;; 向こうの人達はあんまり興味ないのかな? ひとり盛り上がりのようですが、もうしばらくやってみます。
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98/08/16:ひらがなを直に書き込みたい -
ツッコミ君に続き、幕張Expoで紹介した文字認識ソフト(コードネーム
"Pencil" (^^)
)が実用に役立つメドが出てきました。(しかしツッコミ君は役に立つのだろうか?)
= "Pencil" の実験画面 =
平仮名を直に書き込み、E漢字で漢字変換を行えば日本語入力は一気に簡単になります。今はまだ実験段階で認識パレット(上図の左側)を使っていますが、ゆくゆくはこれを外してNotePadで直に仮名入力するように持っていくつもりです。
現状では「あ〜ん」のひらがな認識率は80%程度。スープに80KBほどの辞書を持っていて、1文字を認識するのに3〜4秒かかっています。まだまだ高速化が必要です。認識エンジンはプロト化してありますので、いろんなアプレットに取り入れることができるはずです。
実はこれ、平仮名に限ったものではないんです。手書きイメージで表現できるものなら何でもOK。たとえば中国語でも使えると思います。あまり混み入ったイメージになると認識率が落ちますけど。
色々な事を勉強しながら進んでるんで、まだ少し時間がかかりそうですが応援して下さいね
(^^)
== Hanabiのその後 ==
Hanabiが突然なくなった、と思ってる人もいるでしょ?
知人の助言によりHanabiを特許出願しています。申請が通るまで公にはできないということです。またしばらくしたらもっと便利になって帰ってきますので、その時にまた試してくださいね。
- 98/08/05:ぼちぼちでんな
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今年2月に幕張で初お目見えした「ツッコミ君」と「あいかた君」。吉本の若手漫才師向けに作ったアプレットでした(笑).....あれから彼らは消息不明だった。
== ツッコミ君 Strikes Back! ==
半年の沈黙を破ってツッコミ君が「ツッコミ君Jr」として帰ってきました。しかもアナタのもとへ!
EWordを喋らせているNewtonであれば、そのまま使う事ができます。
何に使うかって?.....そ、それは言わない約束でしょ (^^;;
まぁオフ会なんかで隣の人に突っ込んであげてくださいな。
== Newtonの凄さを改めて知る ==
先日、早朝出勤したボクに会社の後輩が話し掛けてきました。「Appleって3期続けて黒字なんですね」という話から四方山話が始まったわけです。どうもボクの周りの人間はボクがAppleフリークだと思っているらしい。
ボクはNewtonフリークだっちゅうの。
朝早くて誰もいないから話しは弾んで、そのうち「Newtonって、どのへんが凄いんですか?」という話題になった。もうボクの独壇場、Newtonの事なら何時間でも喋りたい
(^^)
後輩君は、他のパソコンやPDAデバイスとの違いが知りたいらしい。なぜボクが世の中にあまり知られていないデバイスにハマッているのかが不思議なようだ。技術者相手にNewtonの話をする時はスープの仕組みや言語について語ると興味が湧くのは知っていたので、NewtonScriptについて思い付くまま喋り始めた。
.....と、自分でも今まで気づいていない事が分かってきた。Newtonってやっぱり凄いぞ!
== ゲストブックをしばらく閉鎖します ==
みんなから色々な書込みを頂いてるゲストブック、しばらく閉鎖します。
もう一つ別目的のゲストブックを立上げようとしているんですがプロバイダの都合上、2つが共存できないようなので一次閉鎖となりました。近いうちに再開することになると思いますので、また参加して下さいね。
新しいゲストブックのほうも御期待ください (^^)
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98/07/30:E漢字の新たな挑戦 -
出張の移動中に電車の中から景色を見ながら、ボーッと考え事をすることがよくあるんですが、そんな時って色々といいアイデアが浮かんでくるもんです。E漢字のアイデアなんかも、電車の中で浮かんだのがほとんどですからね。あの独特の揺れ具合がいいんでしょうかね(笑)
== 言葉足らずでも変換してくれない? ==
そんなわけで、昨日大阪からの帰りの電車で思いついたアイデアでE漢字の学習機能をさらに使いやすく改良してみました。変換したい文字の最初何文字かを入力すると、以前E漢字で変換したことのある単語(EKanjiDicに入っている単語)から一致する単語を検索してリストアップします。
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左の例で説明しましょう。"ka"
を書き込んで変換リストを呼び出すとEKanjiDicの中から「か」で始まる単語を探してリストアップします。単語を絞り込みたい時は、なるべく多くの文字を書き込んでから変換します。
この例では、たとえば「かう」でリストを呼び出すと「買う、飼う」がリストアップされますし、「かぶ」の場合は「歌舞伎」だけがリストアップされます。
このリストを呼び出すために、ひとつジェスチャーを覚えてください。通常、漢字変換をする時のように「漢」ボタンをタップ&ホールドします。「ピッ」と音がしたら、そのままペンを下へ滑らせてから離して下さい。
これ以外の操作は以前と全く同じです。
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最初はペンで文字を書き込むたびに検索リストが絞り込まれて行くのを作ってたんですが、どうも表示がウザったいのでやめました
(^^;;
こちらに詳しいことが書いてありますので見てみて下さいね。Prefsも新しくなってます。
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